英単語

「Mint」の意味と使い方|Web3.0で必須の英語 【仮想通貨・NFT】

積み重なったコイン

こんにちはpuruです。

本記事のテーマは「英語とお金」です。

この記事から学べる事

・この記事を読めば英語と金融リテラシーが身に付きます。

・この記事を読めばWeb3.0(マイニング、NFT関連)の知識が少し身に付きます。

「mint」の意味と使い方

鋳造

「mint」の意味

「mint」の意味です。

1. an herb that has a strong pleasant smell and taste and that is used in medicine and food

(薬や食べ物に使われる非常に心地よい香り、味を持つハーブ)

2. a piece of candy that tastes like mint

(ミントのような味のするキャンディー)

3. a place where coins are made

(硬貨が作られる場所)

4. a large amount of money

(大量のお金)

5. to make (coins) out of metal

(金属から硬貨を作ること)

こちらより引用。

今回紹介したいのは3,4,5番目の意味の「mint」です。1番目と2番目のミントの意味はご存じかと思います。

「mint」には「硬貨を作る」といった意味があります。

「mint」は「お金を(新たに)作る」という意味です。

ラテン語の「moneta」が由来で、英語の「money」の語源でもあります。

「minted」の意味

「minted」の意味です。

1. recently produced or made

(最近生成された、または、作られた)

2. extremely rich

(大金持ち)

こちらより引用

「newly(fresly) minted」というように使われます。「新しく作られた、できたてほやほや、(人が)なりたて」という意味です。

お金以外での「mint」の意味

商品説明

「mint (MT)」:新品

*「in mint condition」で「新品の」となります。

「near mint (NM)」:新品に近い

商品

「newly minted house」:新品の家

「freshly minted car」:新品の車

「newly minted Tesla owner」:なりたてのテスラオーナー

「newly minted president」:なりたての大統領

「newly minted college freshman」:ピカピカの大学一年生

「mint」の使い方(例文)

These coins are minted from precious metals like gold.

(これらの硬貨は金のような貴重な金属から作られている)

You can mint your own crypto coin.

(あなたはあなた独自の仮想通貨を作ることができます)

ニュースで理解する「mint」

肖像画が描かれたコイン

Newly minted coin (2022)

Newly Minted Maya Angelou Quarters Enter Circulation and Make History

(こちらの記事より引用:Smithonian MAGAZINE)

(訳) 新たに作られたMaya Angelouクォーター(25セント硬貨)が流通し歴史を作る

「enter circulation」は「流通する」

Maya Angelouはアメリカの活動家、詩人、歌手、女優です。

No sun outlasts its sunset, but will rise again and bring the dawn.
沈まない太陽はない。しかし陽はまた昇り、夜明けをもたらす。

Maya Angelouの言葉です。

Angelou’s likeness marks the first time that a Black woman has been represented on the U.S. quarter.

(こちらの記事より引用:Smithonian MAGAZINE)

(訳) Angelouの肖像画は初めてのケースを示しており、それは黒人女性が米国のクォーター(25セント硬貨)に採用されたということにおいてである。

「likeness」は「肖像画」
「mark the first time that ~」は「初めて~する」
「represent」は「代表する、代理する、象徴する、示す、シンボル化する」

黒人女性として初めて米国の通貨に採用されたとのことです。歴史的なことです。

各国の「mint」

王立造幣局

各国の「mint (造幣局)」をさっと紹介します。

ちなみに、作っているのは主にcoin(硬貨)で紙幣(banknote)は別の施設で作ることが多いようです。

・(日本) Japan mint ・・・本局は大阪

・(アメリカ) U.S. mint ・・・ 本局はワシントンDC

・(イギリス) The royal mint ・・・ 本局はウェールズ ニュートンも在籍していた

・(中国) China Banknote Printing and Minting Corporation (CBPMC) ・・・ 本局は北京

・(インド) India Government Mint ・・・ 本局はMumbai,Kolkata,Hyderabad,Noidaの4局

Japan mint

桜と富士山

Japan Mint was established in Osaka by the Meiji government in order to modernize the coinage system.

(こちらより引用:Japan mint)

「coinage system」は「貨幣制度」です。

「in order to」はフォーマルな文章等で「to」の代わりによく使われます。会話ではあまり使いません。

明治政府の近代化政策が起点となって造幣局が作られたとのことです。それまでは、日本中で異なる紙幣が使われて外国との貿易に支障がでる、ということで"貨幣制度の統一"を図ったそうです。これを"新貨条例"といい大隈重信によって主導されました。金貨を貨幣の基本とし(金本位制)、単位を円と改め、十進法を採用するなどです。

新貨条例によって発行された100円札は、金貨150グラムと交換出来るとしました。

"100円札は金150グラムと同じ価値を持っている"ということです。こういった紙幣を"兌換紙幣"と呼びました。

その後日本銀行ができ、金本位制は終焉を迎えることになります。

世界初のお金

古いコイン

現在発見されている硬貨の中で一番古いのは、紀元前7世紀にリディア王国という国(現在のトルコ西部)で作られた「エレクトラム硬貨」と呼ばれる硬貨です。

エレクトラム硬貨は金と銀の合金で作られたもので、重さ(=価値)の異なる硬貨が何種類かつくられていました。ちなみにお金の単位は重さを表す「スタテル」で、1スタテル硬貨、6分の1スタテル硬貨、24分の1スタテル硬貨……というふうに分数単位で作られてあり、硬貨の表面にはリディア王の紋章であるライオンの絵柄とその硬貨の重さが刻印されていました。

(こちらより引用:man@bow)

「エレクトラム(Electrum)」は暗号資産(仮想通貨)ウォレットとしても有名です。ただし、2020年に大規模なハッキングを受けて以来ほぼ姿を消しました。

「mint」と「Web3.0」

ビットコインをマイニングする人

「mint」が「お金を作る」という意味なので、仮想通貨やNFTの世界でよく「mint」が使われます。

円やドルなどの法定通貨は個人が作るなんてことはできませんが、「Web3.0」では個人がお金を作るというプロセスに参加できます。

ですので、「Web3.0」に関するニュースや話題についていくには「mint」の理解が欠かせません。

ということで、「mint」がどのように「Web3.0」で使われているか紹介します。

「minting」と「mining」

「minting」と「mining」の意味

「minting」は「鋳造」のことです。「鋳造(ちゅうぞう)」は金属の加工のことです。「forge」とも言います。

「mining」は「採鉱、鉱業、採掘」のことです。

仮想通貨(暗号資産)の「mining」

マイニングはパソコン等が仮想通貨の取引(ブロックにつめこまれた取引記録)を検証するために複雑な計算を行って、OKならブロックチェーンに記録(新しいブロックがチェーンに追加)して、その報酬として仮想通貨(暗号資産)を得るというものです。

マイニングを簡単にまとめると次のような感じです。

取引発生→ブロックにまとめる→計算(ナンスを見つける)→OK→ブロックをチェーンに追加→報酬GET

「ナンス」はブロックチェーンのブロックを繋いでいく時に必ず必要になるめちゃくちゃ重要なものです。「ハッシュ」も重要なので覚えておいてください。とにかく重要なものと覚えるだけでいいです。詳しく知りたい人は下記の記事の本を読んでください。

ブロックチェーンの学習におすすめの本

マイニングはPoW(Proof-of-Work)であり、データの正しさを証明(proof)した人(採掘者(miner))に報酬(crypto)が与えられるというものです。

仮想通貨(暗号資産)の「minting」

まず、「minting」は「mining」の一部ですが、マイニングと違ってPoS(Proof of Stake)が使われます。PoSではステーキング、つまり仮想通貨の保有量(stake)と保有期間によって報酬(コインの鋳造(minting))がもらいやすくなります。

より詳しくは、「PoS」は仮想通貨を保有している人の中からランダムにブロックチェーンデータを記録・検証する人を選び、承認作業「minting」を終えた場合に報酬としてコインが与えられるというものです。つまり、通貨の保有量が多く、保有期間が長い人ほど有利と言えます。

「mining」はとにかく早くデータを検証し承認した人に新たに通貨が報酬として与えられる (PoW)

「minting」は仮想通貨の保有量と保有期間によりデータの検証人が決められ、成功した人に新たに通貨が報酬として与えられる (PoS)

「mining」は「PoW」で「minting」は「PoS」です。

「Validators are to PoS what miners are to PoW」(こちらより引用)

「A is to B what C is to D」は「AとBの関係はCとDの関係と同じだ」というどこかで習った表現です。

どちらにせよパソコン1台あれば誰でもお金(仮想通貨)を「mint」できます。「Web3.0」時代は改めてすごいと思います。

「Staking」と「Minting」の違い

「Staking」は仮想通貨を買ってウォレットに預けてブロックチェーンネットワークの維持に貢献することで、その対価として報酬が得られるというものです。

「Minting」はPoSで仮想通貨の取引データを検証(validate)し、ブロックを生成(generate)し、ブロックチェーンに記録(record)をすることで報酬が得られるというものです。

「Minting」は「Staking」+「Validator」と考えていいです。ですので、「Minting」の方が「Staking」よりも稼ぎやすいということになります。

「Staking」は少額から始められるのですが、「Mingting」はブロックチェーンネットワークにある程度の通貨を預けておく必要があります。

「Staking」はネットワークにつながったウォレットだけでできるのですが、「Minting」は特別なソフトウェア、ある程度のスペックのPCが必要になります。

結論

「Minting」は「Staking」より大変

「mint」と「NFT」

NFT(Non-fungible token)は「非代替性トークン」という意味で代替不可能なブロックチェーン上のデジタルデータを指します。

NFTはその所有権がブロックチェーンによって確実に保護される(はず)

「はず」と書いたのは現時点(2022年2月時点)ではまだハッキング被害も所々であったりするためです。僕はこれは時間が解決すると思っています、というもの改善すればいいだけだからです。

そんな「NFT」ですが、誰でも「mint」することができます。つまり、作りだせます。簡単です。

作成したNFTをNFTマーケットプレイスにアップロードするだけ

です。NFTマーケットプレイスとしてはopenseaなどが有名です。Rariblevoiceも有名です。

NFTマーケットプレイスさえあれば、誰でも簡単にNFTの「mint」が可能

絵でも音楽でも3D模型でもデジタルデータならなんでも作ったり(mint)、売ったり、買ったりできます。

国内であればCoincheckの「Coinchek NFT」なんてのもあります。

本当に簡単にNFTは「mint」できるよ。

NFTが「mint」できればかなり視野が広がり収益化も可能かもしれないので「mint」してみてください。

*ハッキングがあるといえばあるのでそこは注意です。

まとめ

「mint」の意味と使い方をまとめます。

「mint」は「新たに作る、造幣局(主にcoinを作る場所)」

「minted」は「新たに作られた」

「newly(fresly) minted」は「新しく作られた、できたてほやほや、(人が)なりたて」

「in mint condition」は「新品の」

「minting」は「鋳造(ちゅうぞう)」

「mint」という言葉は「Web3.0」時代には欠かせない言葉です。

「mint」という言葉の意味、使い方が分かれば英語力が上がるだけでなく、これからの時代についていきやすくなります。

今は無数の仮想通貨やトークンやNFTが「mint」され、また自分自身でも「mint」できる時代です。

「mint」ができればかなり大きなチャンスに巡り会えるはずです。「mint」して時流に乗りましょう。

-英単語
-, , , , , , ,