こんにちはpuruです。
今回は英単語の「pretentious」の意味と使い方と覚え方を紹介します。
「pretentious」は意外と深い言葉で興味深い英単語です。記事を書いてたら結構深い内容になってしまいました。
この記事を読めば「pretentions」がぐっと心の中に残ると思いますので、最後まで読んでみてください。
あくまで「pretentious」を理解するための記事なので、書き方がくどく感じるかもしれませんが、大目に見てください。
僕の英語履歴
TOEICは模試しかやったことはないのですが、だいたい900点くらいです。
ネイティブの人とそこそこ対談できます。
この記事を書いた理由
あまりこれといった理由はありませんが、この単語がちょっと注目され始めているということを知ったので紹介しようと思い書き始めました。せっかくなので「pretentious」というネイティブでも難しいと感じる英単語をこの記事だけで確実に覚えてもらいたいと思っています。時間があったら読んでみてください。
「pretentious」の意味と発音と例文
「pretentious」の意味は「思いあがった、うぬぼれた、見栄っ張りな、大げさな、気取った」です。形容詞です。人にも使いますが、絵や文学などでよく使われます。
「pretentious」の発音は「プリテンシャス」です。「リ」はかなり控え目に発音します。
「大げさな」が一番覚えやすいかもしれないです。
ロングマン現代英英辞典では次のように解説しています。
If someone or something is pretentious, they try to seem more important, intelligent, or high class than they really are in order to be impressive.
(もし誰か、何かが「pretentious」である場合、彼ら又はそれらは、誰かに印象を与えるために実際以上に重要に、賢く、階級が高いように見せようとしている。)
「pretentious」な人とは
これにあてはまる人は「pretentious」かもしれません。
・やたらと専門用語を使う
・自分の知っていることを無駄にひけらかす
・ブランド品を買いまくる
・間違ったことを指摘されると怒る。
・自分が一番だと思っている
「pretentious」の例文
「pretentious」の例文をいくつか紹介します。
He's a little pretentious. (映画ウォールフラワー(2012)より引用)
It's so pretentious.
Don't be so pretentious.
This TV shows are little pretentious.
「pretentious」の覚え方
「必要以上に自分が素晴らしいと他者に印象付けようとする人」近くにいませんか?
あなたの周辺で「pretentious」な人、物を思い浮かべてみましょう。実際の人、映画やドラマ、漫画の中の人、絵や文学、なんでもいいです。一人くらいはいるはずです。過去の自分でもいいです。とにかく、「pretentious」な人、物を頭の中で思い巡らせてみてください。たったこれだけで「pretentioius」を確実に記憶することができるはずです。
僕が考える「pretentious」な事例
僕が考える「pretentious」な事例をいくつか紹介します。
従業員を粗末に扱う意味もなく自信過剰なワンマン社長
おしゃれだけど途中で眠くなる中身の薄い専門用語だらけの「pretentious」な記事
とりあえず高級食材を使って作った素人の「pretentious」な料理
自称専門家
中2病
やたら自信があるが、失敗ばかりの新入社員
「pretentious」の心理的問題と解決法
「pretentious」の問題と原因と解決法を紹介します。
「pretentious」の心理的問題
「pretentious」な人は「insecurity(不安)」をカバーするために「pretentious」であるという研究データがあります。相手が自分に対してどう思っているかを気にしすぎたり、自分をよく見せたいと思いすぎると、「pretentious」になるようです。
研究データによると「pretentious」な人は自分をよく見せたいと思って行動しますが、相手から見ると幼稚に見えるそうです。
本当に知識があれば「pretentious」ではありませんが、そうでない場合は「pretentious」で少し幼稚な感じがします。
「pretentious」な人はすぐにでも解決するべきです。「pretentious」な人でまともな人生を送っている人は僕は知りません。
解決法は「Be humble」
「pretentious」の対義語は「humble」、「modest」、「respectful」、「unpretentious」です。それぞれ日本語の意味は「謙虚な」、「控えめな」、「礼儀正しい」、「気取らない」です。
実際に偉大な方々は「謙虚であること」がいかに重要かを示してくれています。いくつか下記で紹介します。
「すべての偉大な人々は謙虚である。」
ドイツの劇作家 評論家・啓蒙思想家のレッシングによる言葉。
「ただ謙のみ福を受く」
稲森和夫氏が紹介されていた中国の古典に書かれている言葉。
やはり「謙虚である」ことはいいことしかありません。
「pretentious」な人は自分をよく見せたいと思い、自分の欠点を隠しつつ、他の人に見栄を張ってしまいます。その結果、後々様々な問題を引き起こします。「pretentious」な人は、自分の欠点を受け入れて素直に生きるべきなのです。そうすれば、謙虚に冷静に物事を判断することができます。
僕の考え
若い人は、多少「pretentious」に生きることはいいと思う。あまりに謙虚すぎても大きく行動できないからです。しかし、過剰な「pretentious」な生き方は毒です。バランスが大事です。
僕は今まで生きてきて何人か異常に「pretentious」な人を見てきましたが、その多くはその後ほとんど姿を見ていません。どこへ行ってしまったのでしょうか。やはり過剰な自惚れは毒ということです。
実際に僕自身も過剰に「pretentions」な時代が一時期ありました。思いあがっていました。しかし、今ではかなり後悔しています。経験がある人は分かると思います。
僕が言いたいことは、若いうちは謙虚さを持ちつつ、多少「pretentious」に生きて大きく行動し、徐々に様々な知識を吸収し、自分に欠けているものを補完しつつ、自分なりのバランスを整えていけばいいんじゃないかなと思います。
「Pretentious」と 「Pretender」の違い
「Pretentious」と「Pretender」はお互い親戚のようなものです。少し意味が異なりますが、お互い似ています。
「Pretentious」は「見栄を張る、気取る、実際以上に素晴らしいと見せる」という形容詞です。
「Pretender」は「(実際そうではないのに)それらしいふりをする人」という名詞で「pretend(ふりをする、演じる)」に動作をする人を示す「er」がついたものです。
「Pretentious person」が「見栄っ張り、自惚れ」に対して、「Pretender」は「演者、ペテン師、偽物」です。
「Pretender」に関しては、髭男の曲でも「いざ始まれば一人芝居だ」と言ってます。
まとめ
孔子の『論語』からです。
「しっかりしている人は、泰然として高慢でない。 たいしたことがない人は、威張り散らして落ち着きがない。」という意味です。ここでの「たいしたことがない人」は「pretentious」な人です。
やはり人は謙虚に生きるべきです。
「Don't be pretentious.」
「Be humble.」