日常英会話

「I got it」の意味と発音と使い方【徹底解説】|絶対覚えるべき英語フレーズ

グッドサイン

こんにちはpuruです。

今回は「I got it」の意味と発音と使い方を紹介します。その他、「You got it」と「I got A」などの似ているけど意味が違うような英語フレーズもいくつか紹介します。

詳しく書いたつもりですので、そこそこためになるかなと思っています。

英語初心者の方にぜひ見てもらいたい記事になっています。

この記事を書いた理由

「I got it」や「You got it」「I got A」は実際の英会話や洋画でよく使われる英語フレーズで、実際に使えると便利です。これだけ便利なのにも関わらず、あまりメジャーとは言えないフレーズで知らない人も多いと思われるため、今回紹介したいと思いこの記事を書きました。

使えると本当に便利な英語フレーズですので、覚えてみてください。

「I got it」の意味と発音と使い方

グッドサインの少年

皆さんご存じの通り、「I got it」の「got」は「手に入れた」の「get」の過去形です。

「I got it」はその「手に入れた」という意味から派生したいろいろな表現があります。

直感的には上図の男の子のポーズが「I got it」のイメージをよく表していると思います。

発音は「アイガーディ」or「アイガーリィ」です。

そこで今回は例文を使ってなるべく分かりやすく解説します。

「分かりました。了解。」の「I got it.」

「I got it」は「分かりました。了解。」の意味を持ちますが、たいていは「You got it」を使うことになるかと思います。迷いやすいので以下の例文のように「Got it」とすることでその問題は解決できます。より詳しくは後で解説します。

例文①

Let's meet up at Shibuya station at 8 o'clock.
8時に渋谷駅に集合ね。

Got it. See you later.
分かったよ。また後で。

例文②

We are going to meet up at Shinagawa station at 7 o'clock.
7時に品川駅に集合となります。

Got it. See you later.
分かったよ。また後で。

例文の中で「Got it」を使用した訳

相手の頼み事や提案を承諾する時は基本的に「You got it」を使うのですが、今回の例文のように頼み事や提案というよりは予定の確認というような場合は「I got it.」でもいけます。少しややこしいのでネイティブもたまに混乱します。

ということで、この場合は「Got it.」というフレーズを使うことですべて解決できます。

冒頭からいきなりややこしくてすみません。しかし、「I got it」でややこしい部分はこのくらいかと思います。

「理解した、分かった」の「I got it」

理解できた時に使う英語フレーズです。

「got」は「get」の過去形なので、「I got it.」を直訳すると「私はそれを手に入れた」となるように、「私はあなたの言ったことを受け取った」→「私は理解した」となります。話ではなくて問題の解決法などの時は「私は問題の解決方法を手に入れた」→「私は(その問題の解決方法が)分かった」となります。

この場合は「I understand」の過去形と同じ意味になりますが、「I got it」の方が口語的でカジュアルで、どうみても言いやすいです。なのでネイティブがよく日常的な会話で使います。

例文①

Did you understand what I said now?
今言ったこと理解できた?

Yeah, I got it.
うん、理解したよ。

(理解できなかった場合)

I’m sorry, but I didn’t get it.
申し訳ないのですが、理解できませんでした。

例文②

(複雑な問題が分かった時)

I finally got it.
ようやく分かった。

「取得した」の「I got it」

単純に「手に入れた」という意味です。ネイティブの日常会話でかなり使われます。

例文①

Did you get the package I sent?
私が送った荷物受け取った?

Yeah, I got it.
うん、受け取ったよ。

例文②

Finally I got it!
やっと手に入れたの!

「私がやります、私が対応します」の「I got it」

電話が鳴った場合や、ドアのチャイムが鳴った時などで使われます。

例文①

The phone is ringing.
電話なってる。

I got it.
私出ます。

例文②

(ドアのチャイムが鳴った時)

I got it.
私が対応します。

「買った」の「I got it」

「I bought it」と同じ意味ですが、「I got it」の方がカジュアルでネイティブの日常会話では頻繁に使われます。

例文①

Where did you get it?
それどこで買ったの?

I got it in Shibuya.
渋谷で買ったよ。

例文②

What did you get up to yesterday?
昨日何してた?

I went shopping in Ginza and got a new iPhone.
銀座に買い物に行って、新しいiPhoneを買ったの。

「What did you get up to yesterday?」は「What were you doing yesterday?」と同じ意味です。

「ついにやり遂げた」の「I got it」

長い年月を得て、ついにやり遂げたと言いたい時にも使えます。

映画などで「Got it!」としてよく使われます。

例文①

I finally got it.
ついにやったぞ。

例文②

I can't belive I finally got it.
ようやくやり遂げたってことが信じられないわ。

「私にまかせて」の「I got it」

これも単純に「get」の過去形「手に入れた」で理解できると思います。

「私がそれをもらったよ」という感じでしょうか。

例文①

(野球でボールが自分の方向に来た時)

I got it!
私が取るよ!

例文②

(ゲームなどで敵を倒す時)

I got it!
私にまかせて。

「おごるよ」の「I got it」

「get」の過去形「手に入れた」ではすぐには感覚的に理解しがたいので、そのまま「おごるよ」で理解した方がいいと思います。

「私が受け持ったよ」という感じではあります。

例文

(レストラン等のお会計で)

I got it.
おこるよ。

または、「I'll get it.」、「I'll get the bill」、「I'll get you」といいます。

「確認した」の「I got it」

映画などで「Got it!」ととしてよく使われます。

例文

(問題がないか確認してくれと言われた場合)

I got it.
問題なし。(問題ないことを)確認しました。

映画の中の「I got it」

スパイダーマン2 (2004年)

新聞社「デイリー・ビューグル」の編集長であるJ・ジョナ・ジェイムソンがオクタビアス(Dr.オクトパスの本名)のニックネームを考えている時の言葉です。

Wait, wait! I got it. "Dr. Octopus."
待て、待て。(分かったぞ)これだ。"Dr.オクトパス"

フライト (2012年)

冒頭の緊迫した飛行機のシーンでパイロットのウィップが「手動に戻そう」といった後の副操縦士のエヴァンスのセリフです。「You got it」では軽すぎるため「I got it」が使われているのだと思います。これについてはすぐ後で解説します。

Ok, I got it.
よし、戻した。

「了解、分かった」の「I got it」です。「手動に戻そう」という提案を受け取りました、実行しますという感じです。

ジュマンジ (1995)

アランが警官カールのパトカーを運転している時のセリフです。結構緊迫したシーンであり、「You got it」では軽すぎるため「I got it」となっているのだと思います。

Turn the siren off. Right there!
サイレンを切れ。そこだ。

OK,I got it.
分かった。

パトカーがデパートに突っ込んだ後に、のこぎりを手に入れた警官カールのセリフです。

I got it!
(やっと)手に入れたぞ。

映画では「まったく」となっていますが、それは意訳です。警官カールはアランによってパトカーに手を手錠で固定されていたので、ようやく自由になれる道具を手に入れたことで「I got it」と言ったのだと思います。

あえて「I got it」を使うシチュエーション

相手の頼み事や提案を承諾する時は基本的に「You got it」を使うのですが、次の例文のように内容が重い場合は「You got it」ではなく、「I got it」を使います。

例文

Don’t tell anyone about that.
そのことについては誰にも言わないで。

I got it.
分かったよ。

「I got it」と「I get it」の違い

グッドポーズをとっている先生

"ほとんど同じ意味"でとらえていいです。

あえていうなら「I got it」の方が「分かった!!」「手に入れた!!」というように感情が少し強いことです。

「I got it」と「I got this」の違い

パワーのある女性

「I got this」は「私に任せて、大丈夫」という意味があり、ネイティブも結構よく使います。

言い換えるなら「I can do this」とか「I'll do this」、「I'll take care of this」になります。

例文は以下のようになります。

例文①

You need a hand with that?
手を貸そうか?

I got this. Thanks.
大丈夫。ありがとう。

例文②

(複数人で遊んでいて何かを壊してしまった時)

怒っている人:Who did that?
誰がやったの?

勇敢な少年:I got this.
僕にまかせて。

注意点

「I got this」と「I got it」で共通する部分もあるという声もあるのですが、混乱するので見ないことにしましょう。

「I got this」は「I can do this」というネイティブの声が圧倒的に多いため、「I got this」は「私に任せて」であり、その他は「I got it」で覚えましょう。

「I got it」と「I got you」の違い

崖で落ちそうな人をキャッチする人

「分かりました、理解した」という意味ではどちらも同じです。

しかし、「I got you」は「I got it」と異なる意味もあります。

「I got you」は誰かを支える時や誰かを手助けする場合に使われ、「分かった(君のためにやれることをしよう)」とか「大丈夫(私がついてるから)」みたいな意味でも使われます。「I got you」のイメージは上記写真の通りです。「私があなたをつかまえた」となります。

以下が例文です。

I don't know how to cope with my emotion.
感情をどう処理していいか分からないの。

I got you.
大丈夫だよ(私がついているから)。

映画の中の「I got you」

ジュマンジ

映画の終盤で大人のアランが床に吸い込まれそうになっている時に、トロンボーンを使ってアランを助けようと声をかけたサラの言葉です。

サラ:I got you.
大丈夫よ。

アランの無事を確認したサラはそのあと「Did I hurt you?(痛くした?)」と声をかけます。

「You got it」の意味と発音と使い方

了解ポーズの人

「You got it」もかなり役立つ英語フレーズです。

二種類ありますが、大体は「分かった、了解」という意味になります。

発音は「ユガーディ」or「ユガーリィ」です。

「You got it」の使い方①

"相手"の頼み事や提案を承諾するときに使います。

映画とかで「I got it」よりも「You got it」をよく見かけるよ。「Got it」もよく見かけるよ。

「I got it」が自分が「分かった。理解した。」などの意味であるのに対し、「You got it」は"相手に対して"「分かった。了解」という意味です。

例文①

Could you please get me some milk on your way home?
帰りに牛乳買ってきてくれない?

You got it.
了解。

例文②

Can you help me move this heavy sofa?
この重いソファーを動かすのを手伝ってくれませんか?

You got it.
(その件)了解です。

例文③

Can you bring me that document quickly?
その書類早めに持ってきてくれる?

You got it.
(その頼み事)了解しました。

例文④

We're gonna leave at seven o'clock tommorow.
明日の7時に出発する予定だよ。

You got it.
分かったよ。

「You got it」の使い方②

「You got it !!」は 「やったね!!」「すごい!!」「よくやった!!」「正解、その通り !!」という意味でも使えます。

相手が何かをやり遂げた時、クイズで相手が正解した場合などで、かなりカジュアルにこの「you got it !!」が使えます。

友達や親しい人などに気軽に使える便利な表現です。

疑問形の「You got it?」

「Got it?」でもいいです。

「理解しましたか?分かったの?」という意味です。この表現は多少相手を上から見下す感があります。単に「理解した?」という場合もあれば、子供に叱るような時に「本当に分かったの?」という場合にも使用します。

他には「受け取った?」「君にまかせてもいい?」「取ったよね?」「買ったよね?」というような意味もあります。親しい相手に対して使えます。

疑問形の「You get it?」

「You got it?」をより柔らかく丁寧に言いたい場合は「You get it?」や「Get it?」の方がいいです。

「I got this」と「You got this」の違い

グッドサインをしている中年男性

「I got this」の場合は「大丈夫、任せろ」という意味でしたが、「You got this」は「君なら大丈夫」という意味になります。

後で説明しますが、「got」は「get」の過去形ではなくて「have」となります。

「You've got this」が文法的に正しいのですが、実際は「You got this」が使われます。

「Got it」の使い方

グッドサインの政治家

「Got it」は「分かった」という意味で、「I got it」、「You got it」の代わりとしてネイティブがよく使います。

「I got it」か「you got it」かどちらを使うか迷った場合は「Got it」を使いましょう。

映画の中の「Got it」

プラダを着た悪魔 (2006年)

主人公アンディーが仕事場に初出勤した際に発したセリフ。

アンディー:Man the desk at all times. Got it.
デスクに張り付いてればいいんですね。分かりました。

この文は命令文ではなく、アンディーの独り言です。動詞のmanには「受け持つ、使う、操作する」などの意味があります。

マトリックス (1999年)

映画中盤の建物内で現実世界に戻るためにモーフィアスがタンクに語り掛けるシーンです。エージェントスミスが追っかけているためモーフィアス一同は結構焦っています。

モーフィアス:Tank, find a structural drawing of this building and find it fast.
タンク、この建物の構造図を探せ、とにかく早く探せ。

タンク:Got it.
手に入れた。

ここでの「Got it」は「分かった」ではなく、「手に入れた」という意味です。

マトリックス (1999年)

ネオたち一同が現実世界の飛行船に戻るためにタンクが電話を鳴らす場所に向かっている時のタンクとトリニティのやり取りです。先にサイファーから電話があり、タンクがそのことを話しています。

タンク:I sent him to Franklin and Erie.
サイファーをエリー通りに送った。

トリニティ:Got it.
了解。

タンクのセリフが非常に聞き取りづらいですが、エリーの部分はしっかり聞こえます。エリーさえ聞き取れれば話の前後関係からサイファーがエリー通りにいることは分かります。聞き取りにくいセリフはいくらでもありますが、重要な点はしっかり発音されることが多いので聞き逃さないようにしましょう。日本の映画でも同じです。日本語のセリフでも聞き取りにくいと感じる部分はたくさんありますが、要点が分かれば話にはついていけます。

「I got A」の意味と発音と使い方

バナナを手に入れたうきうきな猿

「I got A」の主な意味は「Aを持ってる」、「Aを手に入れた」です。

なぜ「持ってる」という意味になるかは解説していますが、少々ややこしいです。

なので気になる人だけ読んでください。

「I got A」は「持ってる」、「手に入れた」

とだけ覚えておけば十分です。後で解説しているハリーポッターの映画のセリフ例が分かりやすいので見てください。

「I got A」が「I have A」という意味を持つ理由

「I’ve got A.」の「’ve」が省略されている言い方です。過去形に見えても過去形ではありません。

「get」の完了形でもないです。

「I’ve got」は「get」の完了形じゃないよ。
「I've got」=「I have」

「I've got」と「I have」は「持つ」という意味で、どちらを使っても間違いではないです。

ただ、現代の日常会話(カジュアルな場面)では「I've got」またはよりカジュアルに「I got」を使うことが多いように思われます。

「I got」の使用例

使用例は以下です。

I got a job.
仕事が決まった。

I got some money in my pocket.
ポケットにお金がある。

I got nothing to hide.
隠すものは何もない。

I got a meeting in the conference room today.
今日は会議室で会議があります。

どの例文も「have」で置き換えることができます。

映画で学ぶ「I got A」

映画のセリフで使わている「I got A」の使用例を紹介します。

ハリーポッター(2001年)

ハリーとロンがホグワーツ特急の中で出会って話し合うシーンです。ハリーがカエルのチョコについているカードを見て言ったセリフです。

ハリー:I’ve got Dumbledore!
ダンブルドア(のカード)だ。

ロン:I got about 6 of him.
僕はそれを6つぐらい持ってるよ。

「about 6 of him」で「だいたい6つの彼(ダンブルドア)のカード」となります。詳しくはHiNative等で聞いてみてください。

googleで上記のセリフを検索するとちょうどその場面の動画がでてきます(2022年2月時点)。

まとめ

グッドポーズをしている忍者

今回は「I got it」や「You got it」などの意味、発音、使い方について、画像や例文をたくさん用いて紹介しました。

この記事を読むことでネイティブのように「I got it」や「You got it」などの英語フレーズが使えるはずです。

最後に「I got it」と「You got it」のフレーズの発音、意味を簡単にまとめましたのでご覧ください。

「I got it」の発音、意味

「I got it」の発音

「アイガーディ」or「アイガーリィ」

「I got it」の意味

「分かりました、了解」
「理解した、分かった」
「取得した」
「私がやります、私が対応します」
「買った」
「ついにやり遂げた」
「私にまかせて」
「おごるよ」
「確認した」

「I got it」の発音、意味

「You got it」の発音

「ユガーディ」or「ユガーリィ」

「You got it」の意味

「分かった、了解」(相手の頼み事や提案に対して)
「正解」

「I got it」には本当にたくさんの意味があってややこしいですが、分かると映画の聞き取りや実際の日常英会話で非常に役に立ちます。「You got it」に関してもネイティブがよく使うフレーズとなります。

「I got it」、「You got it」は使えると超便利な英語フレーズですので、使えるようになって、英語ライフを楽しんでみてください。

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